「なんの負けるか！」　次いで褐色のダークエルフ。　村の中心付近にいた怪しい物体に向けて炎の槍を擲つ。負けじと弓を構え、三本の鉄の矢を連続で射た。　卵のような紫色の物体に槍と矢が突き刺さる。「おお、やったか！？」「ユゥミィ、それは言っちゃダメ」　もちろんやってはいない。轟々と燃える物体、だがそれもすぐに消え去った。内側から溢れた紫の閃光によって。「っ、とう」「わぁあああい！」　飛び上がり避けるディーラとバンザイをして横に跳ぶユゥミィ,ジョーダン1。どちらも健在だ。「なにかいる、のは間違いない……なら」　まずは引きずり出す。爪を伸ばし、ゴキリと骨を鳴らす,エアジョーダン6。そこから翼をはためかせ、一気に速度を上げて近づいた,エアジョーダン1。「い、け――！」　腕に纏わせた炎の魔力が卵の殻を吹き飛ばす。伸ばされた鋭利な爪は中にいるであろうなにかを貫く――http://www.「シッ、じゃあ一番槍は僕がもらうから」「なんの,ナイキ ジョーダン！　それこそ主の騎士である私の出番だ！」　バサッ、と翼を広げ滑空するように飛び立つディーラ。そのスピードはユクレステの全速力よりもずっと早く、一気に距離を離されてしまった。だがユゥミィはそんな彼女に追いすがるほどの脚力で掛ける。体を倒し、その速さは今までのユゥミィでは絶対に見られることのないものだっただろう。「速っ,air jordan 1！？　ってかユゥミィそんなに速かったのかよ！　もうホント鎧とかない方が強いって絶対！」　一人置いて行かれるユクレステの声は幸いにもユゥミィに聞かれることはなかった。もし聞かれていたら、またへそを曲げてしまうかもしれない。 「よ、っと」「ふふん、こんなもの,エアジョーダン激安！」　落ちてきた雷を、落下個所を見切って避けるディーラと勘で避けるユゥミィ。どちらも人間離れした動きだ。 「そしてそうすれば私が騎士となる夢に一歩近づくと！　流石だ！」「バカなの！？　なんでそうなった！」「ご主人、ユゥミィには簡潔に言わないと分からないよ。説明に三行使うと頭がリセットされるみたいだ」 　人間ではないが。「のわっと！　ウィンド・シールド」　後ろでは堅実に魔法で障壁を張って防いでいる,エアジョーダン2014。全くもって普通である。 「いやいやいやいや,エアジョーダン2014！？　なんで！？　みぎ、とか言って良く分からない説明だったじゃん！　なんであれで分かるの！？」 　ユゥミィバカかわいい。　とにかくこれでやる気満々になったユゥミィ,ズームコービー8。元からやる気に満ち溢れていたディーラ。そしてげんなりとした顔のユクレステ。若干一名は怪しいが、準備は出来た。魔力を足に纏わせ、三人は洞窟から飛び出した。 　先にそこに到達したのは翼を持った悪魔,ズームコービー8。「と言うわけで一番槍、頂きます。突貫せよ逞しき炎、その熱き切っ先にて敵を燃やせ――ブレイズ・ランス」 「この子こんなに頭弱かったっけ！？」　出会った当初はまだマシだったような気がする。色々と弱い子だったのは変わらないけれど。 相关的主题文章： http://luntanhome.ec666.net/forum.php?mod=viewthread&tid=316581&fromuid=21368 http://www.chinahaitong.com/bbs/forum.php?mod=viewthread&tid=636578&extra= http://mateistanbul.com/blogs/post/3428